2015年6月3日水曜日

WordPressのセキュリティ対策メモめも…

WordPressのセキュリティ対策について真面目に考える機会があったので、あれこれ試行錯誤の備忘録。

セキュリティ対策プラグインとしてよくお世話になっているのが、ログイン試行回数を制限できる「Limit Login Attempts」というプラグイン。
このプラグインには試行回数オーバーでロックされたIPとログインユーザー名をログに記録する機能があり、たいがいは「admin」などのありがちなユーザー名でのアタックが記録されてるのですが、たまにドンピシャのユーザー名を使用されている場合があります。

よくよく考えればユーザー名の入手なんて比較的容易にできちゃったりするのがWordPress。
何もしないよりはましだろうということで、以下ちょっとしたセキュリティ対策。

 

■ログイン画面へのアクセスを認証制にする

まずはオーソドックスに、ログイン画面自体に認証をかけてしまおうという方法。
.htaccessなどを使用してください。

<Files wp-login.php>
AuthUserfile /xxxxx/xxxxx/.htpasswd
AuthGroupfile /dev/null
AuthName "Please enter username and password"
AuthType Basic
require valid-user
</Files>

 

■投稿者アーカイブページへアクセスさせない

テーマファイルに「author.php」を追加し、適宜内容を設定する。例えば wp_redirect() させたり、とか。

 

■投稿者アーカイブページへのリダイレクトを制御

パーマリンク設定をデフォルト以外の設定にしている場合、「http://xxxxx/?author=1」などにアクセスされると、あまり見られたくないURLに転送されちゃったりしますので、functions.phpに以下を記述。

function disabled_redirect_author_archive()
{
 if (is_author()) {
  // ここにお好みの処理を記述
  wp_redirect(home_url());
  exit;
 }
}
add_action('template_redirect', 'disabled_redirect_author_archive');

 

■フィードに投稿者名を出力させない

「http://xxxxxx/feed」などにアクセスすると取得できるフィードにはユーザー名(またはニックネーム)が出力されてしまうので、functions.phpに以下を記述。

function remove_feed_author($name)
{
 return is_feed() ? 'unknown' : $name;
}
add_filter('the_author', 'remove_feed_author');

 

こんなところかな。プラグインで対策可能なものもありますが、お好みで。